礼儀作法
本日はNPO高麗お茶室にお招き頂き、誠にありがとうございました。この充実した経験を活かしていきたい気持ちでいっぱいです。
お茶室は本当に特別です。
いだきしん先生、高麗恵子様を最も身近に感じる空間でひとときを過ごします。
日本家屋、畳の広間、御軸に床の間、天井に至るまで細部に知恵と工夫があり、とても落ち着きます。
先生作の器や、壺、高麗様による生け花を愛でるとき、心静かになり、最も繊細な心を取り戻します。
ずらりと並ぶ詩書に新しい生命圏を感じ、浮かび上がって見える尊い作を2つ手元へおあずかりしました。
この度は最終グループで躙り口をくぐらせていただきました。狭い空間にもかかわらず、無限に広がる大宇宙空間で本当に不思議です。特別なコーヒーの香りだけでも幸せです。高麗様の所作が美しく、やさしく、真のおもてなしとはを学びます。今思い出しただけでも涙うかぶ今宵のコーヒーは「いだき」と感じました。コーヒーからいだきは初めてです。清らかで美しくどこまでも透明です。自分一人で居る時も、どのような時もこうあることぞと全神経に届き、この清らかさを伝えられる人間に成ろうと誓います。一人一人に詠んで下さる特別な詩書を頂いた時、そのまま看板にさせていただくカフェが見えました。詩書から閃いた事も初めてです。ギャラリーであっても、デイサービスであっても、私はこのシリーズで行くと心に決めました。階下で頂く、先生に淹れていただいたコーヒーもそうであったのですが、お菓子、コーヒー、と一口一口がどんどん豊かになり、同じお味が一度も無いのです。味覚のハーモニーは益々美しく、皆での御膳も最高に美味しく頂きました。
ビデオ講演会収録にて、感じたことはたくさんあります。中でもご祝儀のお話から、自身が改めるべき姿勢を認識できました。そういった事を欠かさない家で育ちましたがいつしか外しているとわかります。お持ちするしないの事だけでなく、状態もあり、迎賓館での傘のお話も通ずると考えます。
さあこれからという時、お開きとなりました。あっという間に時間が経っていて驚きます。
日本人の礼儀作法は世界に誇れるとわかりました。世界の街かどに立つだけで、歩くだけで平和を創っていける一人を目指します。他にない場と機会を頂き、心より感謝申し上げます。御馳走になり、真にありがとうございました。