真の自分を現せたこと

些細な出来事ですが、自分の存在を怖れずに現せた経験を、表現させていただきます。

昨日のコンサートから一夜明け、本日の仙台は、雪混じりの風が強く吹く寒い朝でした。
私が利用する通勤電車は、駅に到着する時刻が既に遅れていました。地下鉄に乗り換える選択もありましたが、アナウンスは一駅前を出発したことを告げたので、そのままJRで仙台駅に向かうことにしました。

ところが、立て続けに、人身では無いものの2件の踏切事故が発生し、かなり遅刻して出勤しました。
遅刻の際には、勤務開始15分前から、遅刻の電話をするルールでしたが、満員電車の中で所属と氏名を名乗るのが憚られたこと、立って乗車していたため、スマホを取り出すのが大変だったこと、コロナ禍、という事に加えて、日頃の私の真面目な勤務態度から、連絡出来ない理由があると上席はわかってくれるだろうと考えて、電車内では連絡しませんでした。プラットフォームに到着して直ぐ、連絡しました。

しかし、勤務先に着き連絡出来なかった理由を上席に謝罪したところ、「社会人なんだから」と、ルールを徹底するよう、無断欠勤になるとポイントが下がる（時給に影響する）からと、おどすように指導されました。

その時私は
「構いません」
と言い切りました。胸がスッとしました。やや興奮しておりました。

私にはこの様に、自分が良いと思ったことは、生意気に取られる状況でも押し通してしまい、立場が上の人を怒らせてしまうところがあります。子どもの頃からの事で、怖い大人に叱られたり、叩かれたこともあります。そのため、正しいと考えた本心があっても、「調子に乗って自己主張すると人を怒らせてしまう」ことが怖くて、隠したり、押し殺したりする癖がついています。自分の真心さえ疑う癖がつきました。

今日は、自分の考えを先ず現して、その結果を得る爽やかな経験が出来ました。

真の自分を磨き100%現して、コンサートにお一人でもお連れできるよう、活動いたします。

ありがとうございます。

高橋陽子