真の癒し
鉛でも引きずっているような足取りで三鷹市公会堂へ向かいました。
重い空気が立ち込める外とは違い、清らかな水が身の内を流れていく先生のピアノ演奏に大変癒されました。とても気持ちがよかったです。
水が豊富な日本の地ならではとも感じました。
大変美しいです。
清らかな流れが生まれた身体で後半の演奏に身を任せていると、はじめは脈絡もない雑念がいろいろ浮かんできました。
そういうものが中にあるんだなとシンプルに受け止めました。
次第に頭は静かになり、身体の通りがよくなり、空間に満ちていく力とひとつに大きくひらいていきました。
「至高すぎる」というお言葉がぴったりと感じました。
心臓のところだけ少し引っかかる箇所がありました。
でもピアノの低音の響きによって溶けていきました。
目を瞑っていたので見てはいないのですが、先生が手をクロスして弾かれるときの低い音でした。いつもこの音を聴くと身体がほぐれます。
今回、実はメッセージを「清流」ではなく「青龍」だと思って聴いていました。
翌日高麗さんの書き込みでメッセージを読ませていただいて、はじめて勘違いしていたことがわかり笑いが込み上げました。
青龍ってこんな感じなんだと感じていたことは外れていましたが、でも体感はまさしく清流を経験しました。
実はメッセージを聴いたとき、「しこう」という漢字も浮かんでいませんでした。
これもまた書き込みで「至高」と知りましたが、でもオンではぴったりだと感じていました。
日本語をわからなくても、先生のコンサートはメッセージのままを経験できることを思いがけずわかることができました。
コンサートの翌日は広島の原爆の日でした。
広島県知事が核抑止が解決にならず、核兵器廃絶よりないことを式典のあいさつで訴えておられました。
その毅然としたお姿とお言葉が深く心に響きました。
このような方が県知事でいらっしゃることに希望を感じました。
残念ながら、日本国トップのあいさつは響いてくるものがなく、最後まで聞くことができませんでした。
国の現状も理解し、受け止め、未来に向かい歩んでいきます。
掛け替えのない日々をありがとうございます。