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真の人生


昨日の「高句麗伝説」が終わった後、体全体を覆っていた覆いが音を立てて、壊れさって行きました。言いようのない寂しさに襲われ、家に帰り、ソファに座り込んでしまいました。何をする気も無くなってしまいました。いつもは椅子に座る間も無く、動き続けます。それでもやることをやっていると、いつもとは全く違う状態ですが、捗ることが不思議でありがたいと感じました。

朝、目覚めると、ひどく疲れており、ずっと寝ていたいと感じましたが、明らかに憑き物が取れている体感に大変驚きました。首の後ろや、肩、背中にあった覆いがないのです。本音で生きてきましたが、背後にあるたくさんの魂と共に動き、時には動かされ、生きてきたのか、としばし途方に暮れました。今日は、いつものやる気はないのです。が、とても自然に楽に動けるのです。いつも気持ち、感情、情動、衝動により動かざるを得ず、やってみないと気が済まず、痛い目に合わないとやめられないです。この状態が取り憑かれていたようなものなのだと気づきました。時折、先生からお聞きすることで気持ちも、感情もない、という表現がこのような感じなのでしょうかと初めてわかる感覚があります。

ロシアへの道は悲願の実現と考え動いていましたが、今日は憑き物が取れたようで今までの気負いや、やれねばならぬという感じはありません。が、やることは決まっています。今からが真の人生と感じ、わかればわかる程、夢を見ているような気持ちになり、そのすごさに心が震えます。

私には昨日の「高句麗伝説」にて全体である先生が現れ見えました。先生現る空間では真になれると驚き、感謝しています。いつも人生を考えることが習性です。昨夜、寂しさに襲われ、人生を考えると、表現しがたい悲しみ、言いようのない辛さを感じました。体に負担がかかっているものも、いなくなると寂しく感じることは先生にお会いしてから経験し驚いたことです。苦労する生き方も、やれなくなると寂しくなるのかと苦笑します。が、確実に生命は空間とひとつであることの心地よさに感謝しています。これからが真の人生の始まりです。心よりありがとうございます。

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