盛岡にて
盛岡に来させて頂きありがとうございました。盛岡に着くと秋の澄んだ風に洗われるような気持ちでした。
可憐に流れるピアノの音はあっという間に終わってしまいました。応用コースも死についても、あっという間の時間でした。
いだき講座にて、取り憑いたもの狂った感覚も含めて運命を解放して頂き本来の光を取り戻していることも、また自然界全体で新しいエネルギー、生命体が生まれていることも、真に希望であると感じます。同時に、先生のようにわかる方がおられるから生きていける無数の生命を感じ、身体は燃えるように熱くなりました。
一方でつい過去に引きずられていく感覚や、まだ乗り越えられず止まっていることが内側にあることを先生と対面する自分自身の中に感じる時間でした。ましてや戦争に加担していくエネルギーが自分の中に微塵でもあるとすれば、一刻も早く無くし綺麗に生きなくてはならないと感じました。答えは自分を乗り越えるよりなく、やれることだけをやって満足している怠慢さを恥じました。
書くことによって自分をわかっていけること、よって書くことの意味や大切さをお聞きした死についてでしたが、自分の内側に滞っていることも書くことで整理していけることを理解しました。善い文学を読むことが自分の表現を変え成長していけることには期待が膨らみました。嫌厭しがちだった文学に対してもやっと興味を持ち豊かさをわかるようになってきたからです。紙に自分の内側の不安感を書いていくうちに、本当は新しい生命によって、新しい世界を創造することで平和をつくっていきたい気持ちに行き着きました。
死を前にした時には自分自身に対して誤魔化しは効かず全て明らかになることを考えると一瞬恐ろしと感じます。しかしどう生きるかを考えれば良いだけとすぐに答えが分かり、美しく生きる道がひらかれていることの喜びを感じます。
ありがとうございます。