盛岡にて
東京から盛岡への道中は、山々、野のところどころに梅の花、桃の花が咲く風景が見え、心やすらぎます。快適な道中でしたが、ずっと難民キャンプに送る物資の事をしながらの道中でした。たくさんのメールをいただき、検品スタッフと共に場を越えて検品とお返事をしていました。古着は、レバノン政府が受け容れないのではないかとの船会社からの懸念もあり、再度確認していました。口頭では大丈夫と聞いていましたので、私の判断で、古着をご提供くださる方々にはお送りいただけるようにと返信していました。文具もお送りいただけるようにとお願いしました。が、夕方になり船会社との打ち合わせを終えたスタッフからの連絡により、通関手続きのことで考えなければならないことが出てきました。ちょうど、レバノンでも最終ミーテングをしていただいており、支援物資の受け入れ先が決まりました。皆様にもご協力をいただきながら、すぐに返答できないことがあったり、変更が多く、心苦しいですが、明日には決まる見込みです。いずれにしましても必ず物資は送りますので、一転二転しますが、一番ベストと考える方法で送る予定です。古着は送れるとのことです。日々、勉強させていただいています。初めてのことは全て学びです。レバノンで動いてくださる方も必ずやれるようにするとおっしゃっていただいています。各難民キャンプに送る時には写真も動画も撮ってくださること、お渡しする時には先生の音楽を流してくださることをお聞きし、胸の内は涙となりました。先生の音と共に配られる物資はやはり夢と希望を感じるものがいいと胸の内に光が見えました。
盛岡は大変寒いです。道中、三日月が美しく輝いていました。北緯40度の夜空を見ていると神話が生まれてくる気配がします。インドのグジャラートで見た夜空でもおとぎ話が生まれてくるようで、その気になれば異空間に飛翔できるように感じ、手を伸ばせば大空に手がつくように錯覚した時の楽しかったことを思い出します。岩手県で見る夜空は空の向こうには人間とし最も美しく生きていける世界があると感じるのです。高校の修学旅行にて岩手県の夜空を見た時、空の向こうにある世界を感じ、人生に悩み生きていましたが、生きていこう、と助けられたのです。まもなく空の向こうにある世界が見えるのではないかと感じます。昨日の三鷹でのコンサートでは、生命の芯が見え、生命にまとわりついている余計なものが、ある時一斉に解かれ、祓われ、何もなくなった時に真のみが見えたのです。人も世の中も覆いが解かれ、真があらわれると見えました。明日の盛岡でのコンサートは。。。と夜空を仰ぎました。何もかも素通しに見える世界があらわる気配がします。魂震えます。ありがとうございます。