癒しに満ちた都
仙台でのコンサートを有難うございます。毎月のようにこの地の魅力的なピアノの音を聞ける事が幸せでなりません。
神話以前の生きる場はこんなにも癒しのエネルギーに満ちていたのだろうかと今この時に体感できる途轍もないコンサートでした。現代と全く違う空気に触れて骨の髄まで癒され、ここに一致していける事が至福です。今の人間はこの生命を分からないで生きているのだという気づきは第二部のメッセージの中の「無視」という一言に繋がりました。時空を超える豊かな生命を無視して生きている事が当然の空気に、一歩抜け出てみると愕然とします。
「時空を超えた愛」とは神と同じ次元と知りました。神顕る音に神と出会い、一音で充分心身が満たされるようにして一新していく体がありました。今日もまた生まれ変わったような体感であり、人間の進化する一日一日を経験させて頂いています。こちらを都として生きていたとの時代のように、今ここから新しい文化が発信されていくことに躍動します。何年も前から仙台に来て高麗さんの講演会をお聞きするとき、世界へ、といつも感じていた事にいま符合するのです。
生命のなかで確かに伝播して今日から新しい生命の流れや言葉が人の中にはじまっていることを感じます。どのような時も根幹にあり支える愛は生命があってもなくても一点から放射するように広く在り続けていることを経験させて頂きました。
1997年のイタリアで「時空を越える愛」の表現から20年以上経ち、今日、時空を超えた愛と経験させて頂き、何か一つの大きな場面が次へと向かったような感激があります。宇宙や神の世界を中心とした素敵な物語に溢れる今を有難うございます。