サウンドシステム
父が脳梗塞で意識不明になり、病院で話しかけています。耳元で大きな声で話すと、少し反応があります。サウンドシステムも耳元で聞いています。広い部屋ですが、空間が柔らかくなっていき、昨日はそこにいるだけでぐったりしましたが、今日は体がとても楽です。音と父と共にいる時間です。右半身は少し反応があるので手を握ったり足をさすったり。ドクターは最悪の事態を説明するので、今日、明日の命かと不安になりますが、父はどうもまだ戻ってくるように感じます。過去に酔っ払って自転車で転倒し、脳挫傷で50日間ICUに入院しましたが、本人は何事もなかったかのように退院してきました。わずかな左足の痺れに文句を言っていました。かなり命も危険な状況だったのに、その後遺症は左足の痺れだけでした。母の心労は大変なものでしたが。今も、母が父の顔をタオルで拭いていたのを思い出します。今日は看護師さんに聞くと、脳梗塞で脳幹に梗塞ができて、その血管の周りが壊死しても、どこがどのように麻痺するかどの機能にダメージが起こるかはわからないそうです。しばらく意識不明でも、ある時意識が戻ってご飯を食べられる人もたくさんいらっしゃるそうです。家に帰って寝たきりの母に報告します。褒められた父でないことは周知の事実ですが、一日も長く生きて欲しいと願います。今にも目を開けて、憎まれ口をたたきそうです。昨日は、父の入院で久しぶりに弟と話をしました。いだき講座の話も何年かぶりにできました。病院でもウェブサロンで美しいコーヒー焙煎の写真を見せていただき、父にも目を開けて見せています。コーヒーのお写真から命に光が差し込みます。明日も父を起こしに行きます。ありがとうございます。