疎外
狛江応用コース、資本主義のなかで労働者として働くこと、そして疎外となっていく世の中の体制や仕組みなど、先生の話しを聴いていくなかで、来月からの店の暖簾分けとは、に拘っている自分を認識しました。経営者として店の親方であった今迄と、これからは給料をいただく立場になることの本質的な違いを最近になって強く感じるのでした。店の名前をそのまま使いたいということは、それだけ店に価値を感じて貰える店に育てたという思いがありました。いざ新体制へとなるに当たり、築きあげてきた経験や、苦労もあったことなどが、想定外に重く気持ちのなかに浮かび上がってくるのです。
親方にラクになってもらいたいという元の気持ちはあり続けていても、新体制の現場は今迄とおなじスタッフなので、これからの親方の立場をしっかり決めないと働きにくくなると強く感じるのです。私が表に立ち、現場の親方とスタッフの関係性をはっきりさせるべく再度の話し合いを設けてもらうことにしました。
でも、今日の応用コースで疎外のことを再びお聴きしていく内に、暖簾分けのことに拘る自分をみました。自分達が作り上げた店がこれから新しい未来へと移行するより、暖簾と親方に拘るのは疎外と感じていきました。これからは、暖簾分けの中身のことより、人生たのしくしていける一つとして、自由な気持ちで親方が働いていける環境を作っていける橋渡しになることが自分が今やることと、新しい気持ちが生まれました。
そして、また、熱のない肺炎のことをお話しいただいて、これからも共に暮らしていくふたりであるのを実感します。
応用コース前と後ではまるで気持ちが変わりました。ありがとうございました。