畏れを知る

琵琶湖での高句麗伝説を有難うございます。
現代の戦である高句麗伝説の場に向かい、現代を生きている状態は悲しいほどにどれも全部間違いと淘汰されていくのです。特に自我や欲などが戦の時代にあっては生命落とすことであり、今生きている人間が普通に生きていることが外れ切ってしまっていること、その事が危機であると真の人間である高句麗人の息吹に触れて新たに認識します。

根幹に愛の力溢れる途轍もない音楽が最高のスピーカーを通して現れ、空間も身体も地面も地震のように揺れ動きます。光で繋がった湖底からの詩を表現して下さり、表現されたこれからは生きる世界が変わり別次元で生きる豊かさを体得していくことが生きることと知ります。コンサートであって開催前と後では生きる世界が変わり時代が変わり人間は認識を誤っては新しい世界に着地し生きていけないと明らかです。
高句麗の地では、天の意を表す王を中心に生きる全ての時が天の意を表すという光に満ちていたことを経験させて頂きました。現代から未来へ人間が生き延びていくことの答えはここにあると経験します。
根底から生き方が変わり、新しい愛の時を生きていく素晴らしく美しい音と即興詩の舞台を誠にありがとうございました。真顔で生きると以前からお聞きしていたことも今に必要であります。新しい神現れる世界で旧人間の余計なものが全て淘汰され生きることの鍛錬をさせていただいています。

戦のエネルギーの中で泣いている場合ではないと身を糺す高句麗伝説でしたが、アンコールの音楽と詩のところでは何か押し出されるように胸を押しあけて現れ涙が迸ります。父という存在が一堂に現れたような衝撃でした。愛に生きることを示されて新しい人生が始まります。
有難う御座います。