KEIKO KOMA Webサロン

生命


昨夜、虫の生命を奪いました。部屋でその姿を確認するや否や、全神経を集中させて狙い打ちました。

その残骸を見つめながら、とても後味の悪い感覚がお腹の辺りに残りました。他の虫であれば、普段は生きて捕まえ戸外に出します。しかし、ごくごく特定の苦手な虫については、気持ち悪いとか、汚いからという理由により、その行為を正当化してきました。

最近知ったヒグマの事例を思い出しました。開発によりヒグマの生息地が脅かされた結果、人間とヒグマの距離が近くなりました。そして、人身事故の危険性を理由に、行政がヒグマを駆除してきた経緯があります。しかも駆除は、その多くが狩猟をスポーツ感覚で行うハンターの判断に一任するかたちがとられました。結果、ヒグマの生息頭数が著しく減少したともいわれています。

人間の都合で自然破壊が行われてきた歴史は、自分の問題として捉えます。冒頭の例では、虫に対する恐怖心が、生命を奪う行為を正当化し、それに目をつむってきたからです。
恐怖心の克服はすぐには難しいところですが、まずは、自分の内面のあり方を問い、虫の侵入を許した原因を自分の環境のあり方に見出し、これまで以上に丁寧に部屋の隅々まで掃除を行いました。すると、自分のこれまでのあり方がよくわかってきました。自分の内面を変えることが、地球環境の問題に取り組む第一歩であることを、改めて確認をした経験でした。

ありがとうございます。

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