生命の要求とひとつ
すばらしい展開をいただくことができた、三鷹二日目のコンサート、ありがとうございます。
一部は、疎外にまみれ、いつしか大切な気持を見失い、希望も見えなくしたあり方で、これからのことに途方にくれていましたが、途中、ふっと風がやってきて、かつての北京高句麗伝説に向かって、意気揚々と動いていた、あの頃を思い出させてくれました。二部で、先生の演奏をずっと聴いていくと、自分を否定していた気持ちすらわかっていないほど世俗に埋没されていましたが、内面は次第に開放され、言葉が出てくると頭も前向きになれ、初心にあり続けた、一番のやるべきことが表れました。世の中の人たちのために、自分を活かし役立てていく仕事を作っていくことです。またもや、スタート地点に立ち、点火していただけましたのは、世界のために戦っておられる渾身のお姿を拝見できたおかげです。生きるお姿が、伝えて下さるのです。先生のように生きていきたいと感じ、一歩ずつでもやることを進め、深めていけば人生100年時代となった未来は豊かな国造りをしていけると感じます。二部は、スモーキーな色の緑の草むらに覆われたフカフカの絨毯に包まれているようでした。
体の気になるところもなくしてくださったような光景を見ました。
アンコールでの拍手と先生のピアノの音は絶妙に合っていき、演奏が進む毎に、私の生命の要求を自分自身が受け入れ、ひとつとなり、胸の奥の硬いしこりからほとばしる気持ちは、自分自身の生命の要求が言葉となりひとつになれた喜びの涙と嗚咽でした。アンコールの後もいつまでも泣いていたい気持ちでした。
このようなコンサートとなるとは思いもよらぬ一部でしたので、コンサートの威力をこの度も思い知らされました。単なるコンサートではないこと、何かをやる前に、まず、人間であることが自然の摂理と感じ、先生のコンサートは、どのような方々にも必要な経験と感じ、お伝えしていこうと感じます。まことに、三鷹コンサート二日目をありがとうございます。