生命の自由
盛岡でのコンサート、地上のことではない表現にあらゆる固定概念が崩れ、生命史の記憶のようなことまでいのちに蘇るのです。
時間の制約のない世界では神も、時系列に関わらないあらゆる存在も気持ちや本音も同じにいられる空間を経験できました。銀河鉄道のスピードに、本来のいのちのスピードを感じます。この世では気が狂ったと思われるぎりぎりのところに、愛があってこその天才、内面が豊かであってこその天才が在ることをわかります。あまりにも豊かで、地上のことではない表現に、人間とはどういう存在かと新たに問いが生まれました。新しい芽を育てていける人間は、明らかに、真っ当に生きようとした先人の心と共にありながら新しい人間として生きていける、決定打のようなコンサートを経験しました。
気が狂ったほど涙にぬれる愛まで人間が思い出せる時を迎え、宇宙をいのちの中に感じることまでも出来、盛岡で世界初のことが起きた奇跡が身に沁みます。
パイプオルガンとピアノが、宇宙と地上をそれぞれ表現しているように感じられました。地上に括り付けられていない音に乗って宇宙を旅する時間は永遠です。
いつもこの地から新しい展開が始まります。「人間」の意味から新たになるほどの大転換の時を有難うございます。