生命の宝
お茶室に伺う前の数日は、緊張と不安でいっぱいでした。
雨の比叡山、素晴らしいお茶室の建物に到着し、先生と高麗さんにお出迎えして頂き、緊張は、ピークです。
和室に入ると、一人一人の顔を浮かべ書かれたと伺いましたマーブリングの書が美しく並んでおられ、一枚の書に目を奪われた書が「高句麗 生きた 魂 出会い 蘇り」。
床の間には、先生の書の掛け軸、先生の焼かれた器、花器。
先生の花器に高麗さんが生けられた秋の花々。
和室の天井材には、琵琶湖のヨシを使われて、お茶室には桜の柱、狭い部屋を如何に居心地よくと言う仕切り壁の工夫、山を庭とされた鹿も遊びにくると言う空間。
お茶室にお呼び頂き躙口を入ると、高麗さん自ら一人ずつ特別なお茶室珈琲をたててくださいます。生まれて初めて頂く透明な清らかな、香り高い先生が焙煎頂きましたお茶室珈琲の味は、一口頂くだけで、美味しくて、美味しくて、最高の気分と体感で全てを洗い流してくださるようでした。
もう緊張など無くいつまでもこの場にいたい笑み溢れる自分にびっくりしました。
更に一人一人高麗さんは、綺麗なマーブリング和紙に書を書いてくださいました。
「生命の宝 世界に 広げ」
先生、高麗さんは、生命の宝です。
宝は、世界中の方々と分け合わなくては、なりません。
先生、高麗さんと出会えた生命、丁寧にお伝えして参ります。
この度は、世界最高の場でのおもてなし、礼の経験をさせて頂き、世界の人にも恥じないようにこの経験を身につけて参ります。この度は、誠にありがとうございます。