生命の内で
5月に入り、つい3日前まで連絡を取っていた方が胸の苦しさを訴え急逝され、51歳という若さでまわりの方々の哀しみもあり、世の中のなんとも苦しい空気も相まってなんとも整理できずやりきれない状態でした。事態は 状況は厳しいことを分かります。ライブ中継でのいだきしん先生のお話、高麗さんの語りとビデオ講演会を未来の唯一の手掛かりにひかりを手繰り、希望を見出していけます。いだき講座を受講したこととしていないことの雲泥の差にも気づきます。自粛によって助けられる人に届かない、こんなことはいやだと、どんな状況でも発信していくこと創ることを考えるとこれからのことを考えます。多くの方が日本にも世界中にも出会いを待つ方々がいらっしゃることを高麗さんが表される詩からもわかり、その存在は自らの生命の内で覚えています。
京都での社会学講座のジェンダーをめぐってに参加させていただきました。疫病が流行っていた厳しい時代、万葉集の男と女のお話し、いのちがけでことばを表していった恋。お話を聴いていくうち、締め付けられるようにあった身体の痛みが癒え、身体があたたかくなりました。ふだんのことばの遣い方、はずれる在り方を省みました。最近は背中から寒くなることも多かったのです。死すら超える関係という在り方を生きているうちに分かりたいとのぞみます。迎賓館のコンサートの時には京都にいて、ライブ中継で経験させていただきました。比叡山の方を眺めたとき、世界でも太古の湖の琵琶湖を眺める高みにある地で、世界中と繋がり、交信しながら全く新しい次元が創造され日本の空気も状況も一気に変わり、世界に届いていることも生命の内で感じられました。生命の中心より、未来へ強く向かう命の力が 未来へ生きる力が強く強く、伸びていきます。高麗さんのビデオ講演会での国創りのお話は最もわくわくしてきます。新しい世、そのはじまりの足音が聞こえるようで、それは明るくて美しくて、未来に生きる人たちが生きられる世界で、おぼろげだったものがさらに際立ち内面に見えてくるようです。海外の方へ、シリアやフランスの方からも、ぜひコンサートの配信を聴きたいとお返事がありました。5月13日、14日と世界中の人たちと迎賓館での高句麗伝説を経験することはたいへんな祭典をこの日に迎えるようで今からたくさんの魂のよろこびが伝わってくるようです。こうした状況の中でも直接お話を伺える講座の機会は大変尊く、ライブ、オンデマンドの企画ともにひかりを見失わずに、照らされた道を歩んでいくことができる今に感謝いたします。ありがとうございます。