生命の働き
狛江でのジェンダー、渋谷でのコンサートをありがとうございました。
ジェンダーでは、30億年もの歳月を経て、地球上の生命が生き残りの選択として両性に分化したというお話しに、生命の神秘と未来への可能性を感じました。男女の恋に秘められたエネルギーについて、タナカヒデコちゃんのお話しを聞いたとき、電気のような衝撃がゾクゾクと背筋に走りました。また、女の子の幼児がすでに恋のエネルギーをもっていることに驚きました。
一方で、そのような生命が本来もつ働きと、現代社会の在り方との間には大きなギャップを感じました。病院で、付き添いの人が仕事のためにわずか数時間離れた間に人が亡くなってしまった、というお話しから、現代の社会的な事情とは無関係に、生命は待ってくれない、生命は人との関係の中で働いている、ということに改めて気づかされます。母が、亡くなる数日前に「傍を離れないで欲しい」と言っていたことを思い出しました。
時が失われていくのはなぜか、自分は何のために仕事や生活のための能力を上げるのかを考えます。相手の生命を、その時、その場で、そのままわかり反応できるようになりたいという気持ちがあります。けれども、瞬時に反応し、表現・行動できないことがよくあります。人との関係性も含め、生命の働きが中心となる生き方が答えと、今回のお話しをお聞きする中で気づきました。
ありがとうございます。