生命のちから
１部のはじまりのピアノの演奏の倍音が不思議でした。倍音のなかにさらに倍音のような音が聴こえ、はじまりの瞬間から次元が変わっていくような１部でした。ピアノの一音から共振共鳴できるコンサートですっかり心身がほぐれ、眠けが起きますが、あるときからすきっと起き上がる心身になりました。どこにも緊張するものがない空間はとてもソフトでやさしく、瑞々しく、その空間にどんどん溶け込んでいけるとき、生命が発生するときのような懐かしさを感じました。生命が発生する状態などわかる訳もないのに懐かしいと感じる空間があるのです。
この状態でいつも生きていられれば、これほどやさしく、柔軟で、あらゆる枠から開放されていく経験があれば、何でも出来るし、人と争うこともなく、生命の本当の大きさ、強さを感じられ、嬉しい気持ちになりました。
２部では、胃が重苦しい状態がありました。子どものときから胃酸過多ぎみで、思いが溜まっているのを自覚しています。生命力はある方だと思っていました。それは、生命線が2本あり、占いでは生命力があると出ているからですが、持久力が生命力とは結びつきませんでした。
とちゆうで一度、心臓がくるっと動いて、胸が開きました。先生の演奏が胸に響いたのと同時だったかも知れません。胸がらひき、背筋が伸びます。
アンコールの拍手では先生のピアノとのコラボに、次第に宙を飛んでいるような自由を感じていました。
久しぶりのコンサートをありがとうございます。
明日も応用コースに参加いたします。
