生まれる力

三鷹でのコンサートを有難うございます。
監視資本主義に於ける人間性が全て巧妙にデジタル化されていくような感覚と、予測可能でない人間的な反応、はっとするような人間の言葉、経験とが二分される如くにはっきりと違っていることを理解した二日目です。
第一部のメッセージをお聞きした時には、その一文は和訳であってもこの様な表現があることに感動しました。なかなか言葉にならない最近の体感が表現されているお言葉でした。侵入されず守られている聖域は自分の内面にも、ピアノの音の空間にも、人との間にも存在することで生きているとわかります。それが無い時の経験など内面にとっても暗い影なのだと知ります。
第二部のメッセージでは、無神経な充足は無いというアントレでのお話が思い出されました。確かなことをわかり合い許し合うあらゆる関わりの中で自由に動き、愛に発展していく確かな道を歩んでいてこそ表現が生み出されること、生きていけることを経験しました。どう生きていけば良いかが既に確かに分かっているということは正に夢のように有難いことで、自分のことや人生や未来が何も分からなかった時のことも鮮明に記憶しています。それぞれの資質が活かされることは何も苦がないとお聞きしている通りに、それぞれの資質が現れ始め見出されていき内面は愉しいばかりのコンサートでした。
人類の未来が懸かった最大のテーマで表現し闘ってくださっている場で、最も愉しく希望を感じられることにも感謝よりありません。最後には神々しい世界と繋がり心充ちて最高の自由を経験しました。愛の演奏を有難うございます。
何が監視資本主義の具体的な問題なのか少しずつ分かり、意図的にツールから離れるようにして二分されてきた体感を元に過ごしています。行動データというところに乗らない創造活動は心豊かになり訓練している今です。自分の表現の発信と、飛躍するための手段として活用していきます。