KEIKO KOMA Webサロン

生き返る


三鷹でのコンサートの第二部にて、突然足元から大地の鼓動が響き渡り、彩りが見えると同時に草木の動きが見えました。大自然の息吹、ダイナミックなエネルギーの真っ只中に身を任せていると、自分が呼吸をし始めたことが分かり、今、生きている感覚が目覚めてきます。今までの数日間は一体何だったのでしょうか。昼間はよく働き、夜遅くの帰宅時間にスーパーマーケットを歩き回るものの、食べたい物は何一つなく虚しいだけです。無理矢理選んで買っても、帰れば椅子に座った途端に眠りこけ朝を迎える日々。色彩も味覚もない生活の中で、時間だけが別の生き物のように息づき、サラサラと流れる世界。ビデオ講演会を聞いていても、どこか遠く薄膜が張ったように高麗さんの声が響くのです。気づけば7月が終わろうとしていました。このままでは駄目だと思いながらも、気づけばうつうつと眠り、うだる暑さの中で蠢き回る虫けらか、生きた屍のようだったとコンサートを経験して、初めて自覚しました。恐ろしい事です。八月になると同時にコンサートがあり、そのお陰で生き返りました。ありがとうございます。

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高麗恵子スカイロケットセンターにて
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存在
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菊地水源とパイプオルガン