狛江高句麗伝説
この社会で生きるということは、自分を社会的役割や法の定める規範のもとへ当てはめていくようなもので、自分の内なる魂や理念と社会的必要や役割がそれなりに近ければ、自分のやりたいことを見つけたというようなある意味錯覚の中で生きているようなものだと感じました。この宇宙に存在する一人の存在が全面的に受け容れられて存在していることをわかる瞬間、内面は無限の広がりの中で自由に生きていること、あらゆる可能性に満ちていることを実感できました。身体の内側は宇宙に通じ、果てしない無限の世界が広がっている不思議を経験します。人生で1番といっていいほど、最も豊かで愉しい時間を経験する高句麗伝説です。第一音が鳴り響くと、ただいまと思わず言葉が口から溢れそうになるほど安堵し、懐かしく、帰る場所があることの幸せに涙が溢れ出ました。探し求めている全てがある世界にどんどんと惹き込まれていくのです。遠く未知なる宇宙が、身体の裡に一つにあり、月も星も胸の中に包み込むようにして存在していることに笑みが溢れます。今の時代は、運命解放され、生命の働きのままに生きていけるかつてない時であることを伝えてくださる高麗さんの詩に感動します。詩と音に共感し一致する至福の時です。最後に、狛江の地を表現してくださったとき、この地にある魂と共に私の魂も咽び泣きました。私たちの気持ちをひとつの大きな志に変えてくださる凛々しいお方の大きな懐に抱かれて、明日からまた、未来へ生きていけると力強い勇気が湧いてきました。大好きな高句麗伝説です。ありがとうございます。