狛江コンサートをありがとうございました。
狛江のコンサートは、水の中に身を浮かべ、水の流れる音に心身が清められる体感でした。時折、違和感を感じるところは重く沈み、力を抜くことで滞っている神経がほぐれて清められていきました。7月29日の高句麗伝説でこれ以上ない経験をさせて頂きました。それに続くコンサートテーマが、いよいよ実行する時であるとわかると、思わず苦笑してしまいました。「熟田津に」と始まるコンサートメッセージには心が浮き立ちました。夜の月に船出の情景が現れるこの詩の「こぎいでな」の響きが心に残っていた万葉集。この万葉の時代にあった潮時を、このコンサートで経験させて頂きました。アンコールの手拍子は心地よく、ピアノの音とそのリズムが身体の軸に向かって一つに交わりながら響いていきます。これが確たる中心の軸です。今日の狛江応用コースにて、更に深まる経験となります。まことにありがとうございます。