狛江「出会いの一日」

精神の源を辿る旅「アフリカ編」ではエチオピア・タンザニアの宇宙と交わる大自然の癒しのエネルギーに包まれ、心身深く癒され、生命の内の自然のリズムを取り戻す経験となりました。タンザニアのザンジバル島に人類史における悲劇の歴史がありますが、その悲しみすら包み込むキリマンジャロの雄大な美しい姿に感動しました。

マケドニア、ビトラ「高句麗伝説」上映会では、高麗恵子さんが詠まれる若光王様の詩に心揺さぶられ、未来に望みを託す切ない胸の内が自らの胸に迫りました。赤や淡い色の衣装をお召しになられた高麗恵子さんの麗しく強いお姿は「美は永遠」を体現され、女性本来の力を現しておられました。いだきしん先生の誠心誠意に太鼓を叩く後ろ姿から常に戦い続けておられることを感じ胸がいっぱいになりました。大宇宙が舞台に降りてきたような、常に新しい世界を切り拓く即興演奏や魂の詩の表現に、「高句麗伝説」の凄さを改めて感じいりました。

高麗恵子さんの「魂の語り」は美しく、いだきしん先生の演奏も音源とは思えない程ぴったり合い、どこまでも美しさが広がる空間となっていました。

どこまでも純粋で美しい人間の心を感じる即興詩からは、自らの至らなさを省みるばかりでした。

今、世の中は大混乱し、戦争終結も先が見えない状況でありながらも、高麗恵子さんの即興詩は大いなる希望の光が満ちていることが救いと感じます。「出会いの一日」を開催して下さり、参加させていただけることに感謝いたします。かけがえのない機会を誠にありがとうございます。