無の豊

東京での存在論をありがとうございました。
こんなに素晴らしい事を知らないままで死ななくて良かったという気持ちだけです。無いという事を経験しながらも、行う事は全て何かがある所から始まってそれを良しとしていました。希望、展望、言葉など、有るという前提から始まるから限界が有り、無いところから始まるのが本来の存在である人間の可能態や愛となることを経験します。全てないところから始まる愛がいつでもそこに在ってくれ、日常の中で触れると、とことん無条件な無垢な優しさに涙が溢れます。
分かったつもりになる為にここにいる訳ではないという所から始まり、分かりそうな一言を分かったと早合点はせず改めて考え、哲学する本質を経験する二時間がありましたこと感謝します。
生まれる前、生まれた時から死ぬまで、人間の運命、人からのイメージや自分の考えなどなど、何もかも有るところから始める事が染み込み植えついています。いだきでの経験があり、世の中全て間違っていると眼から鱗を落とし世界が違って見え始めるという事が人生で何度あるのかという程ありますが、何か一つでも無いところから始まったものがある世界なら先生のような働きが無かったと事実を考えます。
身体がある限りあるときに、何か有るところから人と関わっては取り返しのつかないことなのだと分かるのです。
ありがとうございます。