灯
第一部「消えない灯」
3月11日。深い痛みを記憶する日であり、
人間の力を超えたものの前で、私達が何を失い、
何をなお失っていないのかを見つめる日であります。
大きな悲しみや破壊の前では、言葉はしばしば無力です。
何を言っても足りない、何を説明してもとどかない。。。
それでもなお身体の奥には、消えないものがあります。
完全には失われないものがあります。
それは目立つ強さではないかもしれません。
希望と簡単に呼べるものでもないかもしれません。
しかしながら、苦しみの中でもなお消えずに残る、
いのちの奥の小さな火のようなものがあります。
今日の主題である「消えない灯」とはそのようなものです。
そして灯には、火だけではなく、その火を支える芯があります。灯心です。
私達は外から見える力だけで生きているのではなく、
もっと奥にある、見えない芯のようなものによって支えられています。
いのちそのものの中心です。
第二部「さらに『消えない灯』を深めます」
物理学者シュレーディンガー博士は、1944年「What is Life?」において、生命は熱力学的平衡へと崩れていく、即ちエントロピーの流れをただ受けいれるのではなく外界とのやりとりを通して内部の秩序を保つ存在だととらえ、そのことを有名な表現で「負のエントロピーを食べる」と述べました。このことを「ネゲントロピー」といいます。
「消えない灯」とは、まさに生命のネゲントロピー的姿です。壊れゆく方向の只中で、なお消えずに残るもの。なお秩序を保とうとし、生を選び続けるもの。シュレーディンガー博士の言葉で言えば、生命は秩序を保つために外界から「保たれる力」を受け取っています。
灯心とは、「消えない灯」を可能にしている見えない芯です。「消えない灯」とは、崩壊に向かう世界の中で、なお保たれる生命の火です。
灯心とは、その火を奥で支えている見えない中心であります。
東日本大震災が起こった今日、今年の黙祷は、動くことと示される空気がありました。コンサートメッセージは、心に染み入り、自分では表現できなくても表現されて、本当はこう表現したかったと感じる内容に、これこそお亡くなりになった方々が復活するメッセージと感謝にあふれました。「身体の奥には消えないものがあります」と書かれていましたことは演奏をお聴きすることで経験させていただきました。生命の内に灯が灯っていました。その灯が消えないように懸命に応援してくれているたくさんの魂、霊魂が光となり見えました。東北の地でたくさん先生がコンサートを開催してくださっています。先生の音は忘れられるものではないことを霊魂が教えてくれました。お礼を言っているように見えたのです。空間には霊魂が光となり、応援してくれています。あとは生きている私たち一人ひとりがどう生きていくのか何をしていくのかが問われていると感じました。図形的には、空間は光となり、生きる人間次第となっているように見えました。今日は、亡き母が明るい笑顔で現れ、私の灯火が灯り続けるように支えてくれていると感じ、母は死んでも私を守り、支えてくれていることがありがたく、感謝し、生きている私は生命のはたらきを活かし、人や世界の為に生きていこうと心新たにしました。
2部のメッセージ「灯心とは、「消えない灯」を可能にしている見えない芯です。「消えない灯」とは、崩壊に向かう世界の中で、なお保たれる生命の火です。灯心とは、その火を奥で支えている見えない中心であります」をコンサートにて経験させていただきました。何があってもたとえ戦時下であっても消えない灯が生命の内に灯っていることが見え、感じました。私の目には、たくさんの魂は支えてくれていることが見えました。そして先生の音を聴いた魂、霊魂は先生の生命とつながり、先生にお礼を言い、支え合っている光景が見え、先生を支えようとしている光景が見え、安堵し、喜び生まれました。目に見えない世界ではこのように動いているのだと見え、勇気を与えられます。私たちには応援団がたくさんいるとわかり、生きている一人ひとりが動くことを待っているとも見えました。先生の演奏は美しいことこの上なく、ただただ聴き惚れ、心地よい世界に身をおけます幸せに感謝します。毎日、黒煙が立ち上がる映像を見、私は映像で見ていますが、現地におられる方々のことを考えると、居てもたってもいられません。日本にいながら何ができるかを考えます。今日のコンサートで何があっても内に灯る灯があり、支えてくれている存在もあることが見え、人間とし必要なことをし生きていくを心にし、余計な心配は消え、心がしっかりと強くなりました。霊魂は先生の音を一度聴いたら、忘れないこともわかり、人間は何を忘れてしまったのかと悲しくもなりましたが、私は忘れないと心にしました。
ウクライナの方も戦時下にある状況の中で先生のコンサートで心が平穏になることが何よりも大切とおっしゃり、大変喜んでおられました。今日のコンサートもウクライナで生きる方々に送ります。一人でも多くの方が心が平穏になれば、世界は変わるとおっしゃっていました。先生の音が世界に伝播しますように。。。
3月11日最も必要な経験をさせていただき、何より生きる力となりました。心から感謝します。ありがとうございます。
