源はひとつ
三鷹高句麗伝説をありがとうございました。
生きること、そのすべてがある高句麗伝説でした。源はひとつ。地球に生まれ、日本で生まれ、先祖代々生き、そしてその先はどこまで有るのか、続くのか、大陸の端まで続くのか、わかりません。涙、それも愛を知り、生命は愛であることを経験できる大河の流れは、自分個人だけではないと感じる涙が生命のうちに連綿と続くように流れていました。大河の源は、宇宙まで拡がり、源はひとつ。このなかに生まれてきたすべてがあることを感じました。そして子供の頃、生命の源は利発であったと、親が困ったとき、それを察知できる子供の生命は強いことも蘇りました。生命は利発で、幼くても、自分の周りや、自分が置かれている状況をちゃんとわかり、誰に言う訳でもなく、自らその状況を受け入れ、不用意な心配を周りにかけることもなく利発に生きられること、幼かったときの生命が蘇りました。今の自分は幼い頃に負けています。頼ることを覚えたからと思います。何に頼るかといえば、結婚という制度、ジェンダーにもつながるのです。すっかり頼ることを覚えてしまったとおもいます、本当の自分は幼いときの生命の強さを命のうちで覚えていることを今日の高句麗伝説でそのまま蘇っていきました。ラストで高麗さんのお父様の詩をお聴きしていると、不意に、95歳で亡くなった父を身近に思い出し、涙になりました。父が、いだきに、先生と、高麗さんに出会わせてくれたと感じたのです。父が亡くなったとき、火葬場の人が、父の真っ白な雪のようなお骨を前にし、私たち家族に最大の言葉を言ってくれました。何十年も遺骨を見てきたけれど、このように真っ白な遺骨は今までに1、2度しかありません。ご立派に純粋に生きておられた方ですね。父の思いをうけて生まれたことは講座二日目に明かされました。他のことはほとんど覚えていなくとも、このことははっきり覚えています。先祖から、父親から、そして世界中の人とつながる生命、命。源はひとつという高麗さんの言葉が今日ほどそのまま聴こえてきたことはなかったように感じます。今しがたのニュースで太陽系以外の彗星が現れ尾まで引いているのが写真にも写り、アマチュアの観測でも発見されているようです。ますます宇宙と地球が近くなっているようです。
クリスマスイブの夜に三鷹の高句麗伝説、最高に素敵なイブをありがとうございます。