涙 東北にて
昨日は仙台電力ホールにてコンサートに参加させて頂き誠にありがとうございました。書いていてなぜか涙でてきます朝です。昨日朝は洗濯や車内掃除等を終えてコンサート開始まで飛び込み訪問をさせて頂こうと出発しました。朝から夕方まで時間をつくれて訪問するのは生まれて初めてです。結果を作れなかったら自分に言い訳の余地なしの環境でスタートです。まずは0から1の一軒とインターホンを鳴らさせて頂きました。過去は人間恐怖の因子から頭は取られ体は動かない、動けなかったです。動けなくても動くとも考えられずに立ちすくむのです。社会の中で訪問販売というと門前払いのイメージや記憶ですがそんなことはなく、記憶を書き換えていけるようなスタートでした。一軒一軒回れましたこと自体に驚きました。『私ピアノが好きなのよ、よく仙台まで行くんですよ。向かいの方はピアノの先生だから行ってみたら』とコンサートチラシを受け取って頂いたりもしました。怖いことから逃げて単にチラシポスティングだけなら怖くないのでチラシポスティングをしていたとも受け取れる自分の心境からしますと初めての方々に出会っていくことは大袈裟かも知れませんが人生変わりました巡りです。人生変わった今を生きられる今日に有難い、違うステージに変われたことに感動していました。
アパートの階段を上がっていますと五女山999段の階段を思いました。999段登るなら、アパートの二階の階段9段を111アパート登ったら999段と、階段上がるのが山を登るように感じ嬉しくなってきました。人生初めての飛び込み訪問でチケット買って頂ける方はどんな方かと期待する気持ちもありました。人は自分を映し出す鏡、自分の内的環境が外的環境を作り出すという点で、気付かせて頂く反応は続きます。今日の今日は行けない、今日は用事がある、仕事がある。知らない人のコンサートには行けない等。諦めたら終わりですが、継続したらどこかで売れる訳ですので継続するよりないと歩き走ります。頑張ってくださいと言って頂けたり、寒いからと玄関に入れて頂いたりと。まわってますと自分が売りたいではなく、相手様のお話しをお聴きする、お困り事を解決する方が当然の姿勢と分かってきます。歴史的な大寒波と言われる外気や街の様子になってきました。厳しい方が自分の気持ち試されると受け止めながら続けます。いだきしん先生はリハーサルから本番まで休みなく一気にいかれるお話しを何度もお聴きしていることや愛は地球を救う24時間テレビで31時間連続演奏をされたご経験からすると外気の寒さや継続することは何てことはないとも思い至ります。ロシアではマイナス60度という聞いたこともなく想像もできない外気温の中、そこで暮らす人々のことを思います。高句麗の冬も思います。桁違いのチケットを販売されてきた高麗さんのご経験を本音で生きてください講演会でお聴きし、著書で読ませて頂いてましたので、売れてない時の心境は比較できるものでは到底ありませんが、その一端の心境は重なりました。同じ体験をさせて頂くと気持ち通じるとなれば活動の火はつき消えません。まだ売れないです。今日は今日しかない。今度もなく、今日が人生ですので、今日の生き方が自分の生き方と向かいます。根をあげるのは男ではないといだきしん先生のお言葉浮かびます。北の地で住まいされている、住まいされてきた方々、阪神淡路大震災や東北大震災で停電の中不安や恐怖や絶望の中で打ち震える寒さを想像しました。会いたいのは自分とも思い浮かんできました。説明はいらない、ただただ命の感覚で判断してコンサートチケットを買う、魂の営業マン、そんな人に出会いたい。夕方前になりますと寒い中ご苦労様ですと言って頂ける方が多かったです。そんなお気持ちに触れたり、体の芯から冷えてきたりチケット売れてない自分の状況からか分かりませんが自然と涙出てきました。朝から一日懸けて取り組んだにもかかわらず一枚のチケットも売れなかった結果の自分でした。その自分の内面の結果に愕然としておりました。頭はジンジンとしてぼうっとした状態のままで訪問を終えコンサート会場に向かいました。
コンサートの空席状況を見て不甲斐なく申し訳ない気持ちで一席に身を置かせて頂きました。先生のピアノの最初の一音から果てない先の空間にずっと居させて頂いた感覚でした。ずっといたい北の大地の空間にただただ居させて頂き終演となりました。経験させて頂きましたことを分かり、真の自分に出会うために今日も活動に向かうよりありません。昨日の訪問の経験から説明しないと伝わらない世界も当然にあると分かりますので日常は説明も必要と書いてました時にはっと気づきました。説明の範囲は説明の関係で終わった。本音の表現を発露していかなければ伝わらなくて生きている意味ないと答えは出ました。反対の立場で自分は説明なく命のままに生きて活動していったら良い、社会の中で自分の存在現す。一昨年2021年夏から秋にかけて初めて東北の地に降り立ち、子どもたちの未来のためにという気持ちが自分の心に触れ心動きました始まりです。ありがとうございます。
西裏玲