流れ込む黄金の光
12/8、9と連続の府中コンサートをありがとうございました。連日とは到底思えない指の動き、つらないんだろうか?と目を見張り経験した本日の2部です。
8日は、辿り着くまで大変苦しく、演奏中もまるで生きたまま生皮を剥がされるような痛みがずっとあり、一番キツい角度から食い込む痛みをひたすら耐え抜きました。そのうち底を打ち抜けてくると、痛みや苦しさは消えていきました。愛に包まれながら演奏に身を委ね、亡くなってしまわれた方に、なぜ、と尋ねたい気持ちで座っていました。
美しい、そうでない、自分にとって必要なのはどういうことか、何が好きで何が嫌なのか、どう生きたいのか、これまで雑然としていたものが昨日と今日でなだらかに整理されていきました。
とにかく先駆けること。天井がないというのは、なんて素晴らしいことか。空白の内側が埋まる経験。
コンサートは当たり前ではなく奇跡の連続であり、感謝致します。ありがとうございます。