水面の光

仙台でのコンサートを有難うございます。
この場所ではいつも地上のことを離れた不思議な体験があり格別に命を支えられています。IDAKIに出会えたことが最高な幸運ではありながら、この程度ではないもっともっと深く大いなる意志を前に、未知なる世界に踏み込むことへの恐怖があることを自覚しました。今から永遠へと続く中心がある命など殆ど経験した人がいないからです。
第一部のメッセージをお聞きし、現代の愛なき人生の悲しみに涙滲むのです。人間でないような薄い言葉や意識で生きることの悲しみに満ち目を覆いたくなるなか人間の意識の中で神に願うこと、愛を望むことは如何に乖離があるかを知りました。何の言葉もなく意識もなくより広く深い世界へと誘われ、体が変容するほど一致していける喜びを経験しました。
女性であるということは物のような失礼な視線を受けることの多々ある辛さも浮き出て、このようなところに愛が生じるわけもないとその重みが軽くなっていくことも幸いでした。
二部のメッセージにあった愛し合えるのが人間とは素晴らしいことです。今の人間の意識とは愛からすると本当にどうでも良い事に満ちていて、仕事に追われながら人生が過ぎていく社会を乗り越えて行かなければ未来はないと知ります。境のない切れ目のない愛は宇宙や永遠なる未来や広瀬川の大きな流れとも一致して行きました。二人いても一人しかいないような、愛が最も自由に伸び伸びと在る空間が既にある事を教えて頂き、「愛」が在るということ以外何の記憶も言葉もないところに身を置いていました。この世の中ではこれが最も怖いことと体感します。一部とはうって変わって激しい音で愛の充足を阻むものが祓われていくのを経験しました。
こんなにも素晴らしい愛を経験させて頂きながらも、大きな存在からすればまだまだ真理の片隅を掴んだようなもので、計り知れない深みがあることを分かって集中していきます。有難うございます。