気づいたら
「存在論」「死について」に参加し、京都から戻った翌朝の月曜日、なぜか熱が出て身体が痛く、ふっとインフルエンザかと過ぎり会社を休みました。幸いなことに病院で検査をした結果は陰性でした。熱があったせいか気づくと意識が朦朧としている状態です。いつものように会社に行く気が全く起きません。自分を急き立てる気持ちすら浮かびません。数日後、映画を観に行きました。なぜかは全く分かりません。気づいたら行くと決めていたのです。ゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞された、グレン・クローズのスピーチの一説「私たち女性は、夢を追いかけるべきです。」の言葉を、ある日偶然パソコンで見て彼女の映画を見ようと思っていたものの、まさかこうなるとは思ってもいませんでした。突然新宿に出かけ、映画館の席に座っている自分が不思議でした。彼女の何とも言えない目の表情が心に残ります。夕方の帰り道、風に吹かれて歩いていると突然、「私は人に会いに行きたい」と内なる声が聞こえました。そして自分のマンションを眺めると、「晴れても雨でもビルに入って朝から晩まで、もううんざり」と聞こえたのです。あまりにもするりと飛び出たので、驚くこともなく部屋に帰り、そのまま翌朝まで眠り込んでしまいました。色々な夢を見続けていました。その後に行った会社は、なんだか不思議な思いで仕事を行っていました。見慣れたはずの職場には様々な人種がいるというか、不思議な生き物のようで、笑ってしまうほど透けて見えるものがあるのです。一体これはどうしたことなのでしょうか。何が起こったのでしょうか。今日はコンサートです。先生のメッセージは何でしょうか。楽しみにしています。