母の命日

昨日は、母の命日でした。2020年に亡くなりました。

早朝に病院に行って、母の手を握り「1/25にはスペインから帰ってくるから、その日まで頑張って」と何度言ったかわからない言葉を心の中で繰り返していました。すると「ママも行く」と聞こえました。そうか、ママも行くのか、それがいいね、身体がなくなったら自由に一緒に行けるね、と返事をしました。それから間も無くして、心臓が止まりました。ついに、この時が来たのか、と。それからフル回転でお通夜と葬儀をして1月19日には、無事スペインに出発できました。高麗さんの作品展と先生のコンサートにスタッフとしてご一緒させていただけました。ギャラリーで、出会った方々、コンサートでの素晴らしい経験。スペインの空気。今日は東京は雨ですが、スペインの雨も思い出されます。母が家にいなくなって、3年。今の家の前に10年借りていた家はとても古くて、母には可愛そうな気がしていました。いろいろな巡りがあり、新しい家を建てて、母は半年ぐらい暮らすことができました。もっと長く暮らすはずでしたが、仕方ありません。その後、高麗さんにお声がけいただき、「狐のお家ブティック」を母が療養していた部屋で開催させていただくことになりました。なかなか家に人を招くことでは広げられていませんが、先日はたくさん写真を撮ってもらいましたので、世界へ発信できるように、取り組んで行きます。