母が教えてくれたこと
2月18日、早朝母が亡くなりました。翌19日の母の誕生日を祝うため、その日はショートステイから帰ってくる予定でした。
今年に入ってから夜中の痰の吸引も欠かせなくなり、デイサービスに行ったり来たりすることも負担になるという事で、月の半分はショートステイに預かってもらっていました。息が止まっていると電話があり、駆けつけたときにはもう亡くなっっていました。母は安らかな寝顔で苦しむことなく眠るように旅立たとわかり安堵いたしましたが、母の死に目に会えなかったことが心残りです。虫の知らせがありながら動けなかった自分のことを考え続ける毎日でした。
18日は三鷹で特別なコンサートが行われた日で、先生が看取ってくださったように感じ、先生によって救われたと本当に心から御礼申し上げます。一度だけでしたが、京都のコンサートに車いすで参加させていただくことが、かけがえのない経験で、その後も生命の危機を何度も乗り越え、時折見せてくれる母の笑顔に逆に私も支えられ楽しい時間を過ごさせていただきました。施設の方にもよくしていただき、大きい声で笑うので皆さんに可愛がられました。戦争も経験し大変な時代を生き抜き、結婚後は父や私達姉妹のために、一生懸命生きてきた母が、教えてくれたたくさんのことをよくよく考え、元気に明るく生きていきます。
母亡き後、父に会いたいと毎日家に来ていた病気の妹は、私が出かけることに反対し、行くのならその後2週間は家に来ないと宣言しました。私はそれも仕方がないと受け入れて、父をショートステイに預け、京都に来ました。妹と争うことは両親が悲しむことですが、生命感覚を豊かにするコンサートがあることで、自分も身を守っていけます事は、この体でわかり、希望です。高麗様の書き込みにも助けられます。ビデオ講演会でも表現して下さり、本当にありがとうございます。
本日迎賓館コンサートに参加させて頂いただける事は本当にありがたく、心して参加させていただきます。先生、高麗様、いつも先駆けて働き続けて下さり、本当にありがとうございます。