歴史を変えるコンサート
もっと純粋になり頭がはたらくようになるという課題を持って臨んだ京都コンサート。内面を感じて先生の音を聴いているつもりでしたが、言葉が生まれずに焦りました。生まれる言葉をメモしようと用意したノートのページも真っ白いまま。高麗さんがビデオ講演会でおっしゃった「やっているつもり」ということ、最近Webサロンに書き込みをするようになり、先生のコンサートで感じることが深まりうれしいと感じていましたが、私のこの状態は「出来たつもり」なのかと感じました。それでも先生のピアノは私の身体の中心に届き、やさしい気持ちが溢れてきます。あっという間に第一部、第二部が終わり、アンコールの演奏をお聴きしました。「この一音は歴史を変える一音」というはっきりとした言葉が生まれました。ウクライナ、中東、アフリカを始め、世界各地で紛争が激化し広がっている現在、人間のこの歴史を変える先生のコンサートの一席に身を置けました事、感謝しますだけではすまされないとてつもない経験をしました。この場に居合わせた自分が何をするのか、自分も人生の正念場を迎えたと分かります。自分のやるべきことを淡々とやり、表現をし、気づき、正し、次へ向かいます。
五十嵐泰子