次元を超えて
狛江での「高句麗伝説」が無事に終わり、ありがとうございます。霊界を整理するとお聞きしていましたので、心し向かいましたが、楽屋にて大変具合が悪くなり、困りました。エアコンの風により霊魂が怒涛の如くに押し寄せてくるのです。胸が苦しく、体全体も身の置きどころがなく、何をしても落ち着かず、ずっとお手紙を書き続けていました。リハーサルの前にロビーに行き、ビデオ講演会をさせていただきましたが、霊魂がうごめき、辛かったのです。スタッフの声や笑い声が体に刺さり、ついと苦情を言ってしまいました。終わった今になればなんてことないことと感じますが、霊魂の渦の中にいると、苦痛でよりありませんでした。トイレに入ってもたくさんの人に見られていると感じ、とても入れるものではありませんでした。生きている人間は見ていないとしても霊魂はたくさんいたのだと感じます。リハーサルにて次元の違う音に戸惑いました。こんな自分の状態ではとても詩を詠めないと感じました。先生の音は多次元世界でした。幾重にも次元が重なるその世界を言葉によって表せるものでしょうか。今日は詩がなくてもいいと先生がおっしゃってくださいましたので、気負わずにあるがままよりないと受け止め、本番に臨みました。先生が淹れてくださいましたコーヒーをいただき、心やすらぎ、元気に本番に臨めました。本番は感動の演奏からはじまりました。怒涛の如く、フェニキアの魂が押し寄せ、感極まり、号泣の嵐となったレバノンでの「高句麗伝説」を思い出し、感動しました。内面の深奥に届く音は遥か彼方に通じていました。先生の光と通じ生きる人間が新しい人間とわかり、希望あふれます。海に沈む魂も地に埋もれた魂も蘇り、光輝いています。海の大軍という言葉に表しましたが、海に沈む魂は蒼い魂と光輝き美しく颯爽とし海の上を行軍している光景が見え、凛々しく美しい姿に感動しました。霊界を整理するとお聞きしていました「高句麗伝説」でしたので、その姿を目の当たりにでき、言いようのない喜びに震えました。地に埋もれた魂も蘇っています。国創りの神と表現する存在となり、光輝いています。人間の生命の内に住むようにし存在していた霊魂も光に溶け、動き始めました。これからはすべてが大きく変わるでしょう。ラストの音楽はリズミカルでテンポよく、好太王様の動きのようでした。存在あらわる「高句麗伝説」です。リアルに存在を感じ、とてもロマンにあふれています。ロマンの香り美しく、未知なる世界にはどんな光景が描かれるのかが楽しみです。新しい時代のはじまりです。皆様ととてつもない経験を共にでき、心からありがとうございます。
ウクライナの方も暗闇に光を見たとおっしゃいました。破壊されたウクライナは必ず復活すると見えたと感動を表現してくださいました。人間はずっと暗闇の中を生き、今やっと彼方の源の光と出会えたのです。この時を逃してはならないとは今日もいたく感じました。神共に生きることが神を伝えることとアルメニアの教会にて教えられました。いだきを伝えるならいだきで生きてこそ伝わるということを改めてわかり、いだきを理解しいだきで生きていくことでいだきを世界に伝えていけるのだと改めて考えました。いだきで生き、いだきを伝えていきます。素晴らしい経験を誠にありがとうございます。