極東ロシアより
先生が舞台に登場された瞬間、胸が温 熱くなり、この場にいる喜びに涙しました。演奏は、この星すべてを受け入れ先へ向かう力を表現されているように感じます。高麗さんのご挨拶に、同朋を探してとお聞きし、また涙です。今日の午前中は、ルースキー島へ行きました。海辺で過ごす時、波の音に耳を覚ますと、体が地球と一つになっていくようです。自然と一つの生命を取り戻していきます。朝のシベリア鉄道の駅に行った時にはウラジオストクからモスクワまで9288キロ列車で1週間の旅とお聞きして、大変ロマンチックな感じがします。この広さは想像できないほどです。今まで知らなかったですが、いつかはシベリア鉄道に乗ってロシアを横断してみたいと感じます。ドクトルジバゴの影響なのかは分かりませんが、とにかくロマンチックな感じなのです。ルースキー島で、極東連邦大学を訪れた時、広々とした大学でまた学んでみたい気持ちになります。世界が平和になったら、もう一度大学に行くのもいいかなぁとふと考えました。勉強することは、新しいことをわかっていけることであればよろしく楽しいです。1番わかりたいのは人間とは何か、今本当のことがわかりたいことで、コンサートと講座でわかっていける場があることが何よりです。緑の多い素晴らしい公園を眺めながら大学のキャンパスで考えました。明日は、日本に帰ります。週末に大きな台風が近づいているニュースを聞き、被害が少ないことを願います。ウラジオストクでの、歴史的な経験を、ありがとうございます。