果てのない光満ちる空間
最も尊いクリスマスイブの夜に京都コンサートホールで開催されたいだきしん先生によるコンサートに参加させて頂き、大変素晴らしい喜びに満ちる夜を過ごせました事、心よりありがとうございます。コンサートホールの一席に座らせて頂く中で、コンサート前に幻の高句麗カフェにて高麗さんに書いていただいた詩の意味を考え、一方的な心配はする側もされる側も束縛し、動きが取れなくなっていき、どんどん視野も狭窄し狭い世界に嵌っていく事、頭と身体が一体となった状態で人間として真っ当に生きていれば、必要な刻にちゃんとその場にあり、必要な動きが出来る事を学ばせて頂きました。しして自分自身が良かれと思って嵌っていた事から抜け出した時、いだきしん先生の演奏は光に満ちた果てのない空間そのものの様に感じられ、その世界は全てが素通しであるがままが映る水鏡が広がる世界とも感じ、この上ない心地良さと、魂の故郷の様な体感に包まれました。そして第二部の演奏が終わる直前に演奏されるいだきしん先生の姿から「解決しない問題はない」「問題を解決していく事で強くなっていく」事を教えて頂いた体感と同時に演奏が終わりました。今年最後のコンサートに参加させて頂き、目先の事で悶々としていた不安や恐怖や心配が一掃され明くる年を迎えられます事に心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
井波 晃