東北での3日間

東北、盛岡でのコンサートをありがとうございました。コンサートを終えて外に出ると、気持ちのいい風が吹き、虫の音に秋を感じました。
コンサートが始まった時間は大型台風の影響が出始めた時間帯でした。九州には長男や仕事の関係、知り合いが大勢いる為に、被害が少なくなりますようと祈る気持ちでコンサートが始まりました。メッセージは銀河鉄道が北緯40度線を巡り銀河に戻る時、光輝く乗客から始まりました。なんとも美しい描写です。人間の勝手なイメージとは全く違う天使の存在、その天使の力なくして愛する事はない。愛するとは優しいこと、ソフトとのメッセージに続きます。仙台コンサートでお聞きした世間の続きがあるのかな、と思っていたので少し驚きました。メッセージで愛するという意味を教えて頂きました。この数年愛するとはどういう意味なのか、自分は愛する、という事がなかったのか？と答えを見出せずにいました。天使の力なくしては愛する事はない、なんとも美しい表現と感じます。銀河鉄道のメッセージの演奏はロマンがあり余計なものをどんどん取り払うのが分かります。コンサートが終わると、隣に座っていた長女の顔が白くくっきりとしています。どれほど自分含めての人間は常に覆い被さってくるもの、引き寄せてしまう内面があるのでしょうかと感じました。
東北で3日間を仙台、青森、盛岡と過ごす事ができましたが、盛岡の土地に着いた途端に身体が軽くなるのを感じました。抜けて初めて分かる重さがあった事に気がつきます。スーツケースを持つと関東からの人間と、どことなく警戒される視線は感じてはいましたが、話をして心触れ合う時もあり、心温かい人も多く人はそれぞれと感じました。未曾有と言われていた台風も被害の全容はわかりませんが、コンサートがある事で多くの奇跡があったと感じる東北の日々でした。ありがとうございました。