東北の星

多賀城のコンサート会場を出た瞬間、皆で「わー」と歓声を上げて夜空を見上げていました。眩い光を放つ月の光に啞然としました。
コンサート直前まで、暗雲が立ち込めていると表現したくなる空と心境でした。心が荒れ感情が乱れコンサートに向かう道中は黙っていようと心がけるしかない状態でした。会場に近づくと突然首から上が燃えるように熱くなり炎に包まれているのかと錯覚するほどでした。それがコンサートを終えてすべて静まり、見上げた空の美しさと見たことのないほどの眩しい月へと変化したことに、先生の存在の凄さと有難さに感謝でいっぱいでした。コンサート中に感じた強烈に強く美しい星のような存在が夜空にはっきりと姿を表したかのようでした。強烈な光を放つ星が、生きる支えであり希望であると感じていました。そして日本にこのような存在が在られたということが驚きとともに、最後には誇りと感じ涙が滲みました。

今日は仕事のために盛岡へ移動し、人にお会いしていました。とても素敵な方で学ぶことが多く、次の展開への具体的なビジョンが見えました。岩手山を背に、日が傾きはじめた頃開け放っていた窓から部屋の中へ吹き抜けてきた風の優しさが今も心にあります。自然の生命が幸せに生きることを教えていると感じます。

東京に戻り、この経験を明日からの人生に活かしていきたいと感じます。

ありがとうございます。