東京にて

ここに居れるだけで幸せと感じ、内から至福感が湧いてくるお茶室での経験があまりに素晴らしく、気持ち新たに今後の動きを考えました。常にお茶室にいるような状態で生きていければよいと願います。お茶室は先生が高麗のお茶室用に特別に焙煎してくださいますので、コーヒーと言っても聞かなければコーヒーとは気付かれないと感じる程に、普段いただくコーヒーとはまるで違う飲み物です。場と空気、目的にピッタリなコーヒーを焙煎していただき、その特別なコーヒーをいただけますことは真に幸せなことと改めて感じます。お招きさせていただきました方々に最高のおもてなしもと願っても、先生が特別に焙煎してくださるコーヒーがなければできないのです。また、笑美ちゃん、愛ちゃんの愛と幸せケーキも最高のおもてなしとなります。このようなことをさせていただけますことは真にありがたいことと昨日はしみじみと考えました。

最高の経験をさせていただき、家に帰りますと体がかなり重く辛くなっていました。ふと、受講生は生命が綺麗なので、街を歩くだけでたくさんの重荷や汚れを引っ張ってくるのではないかと感じました。お茶会の前にも後にもお掃除に来てくれたスタッフが、床の間や部屋に煤のような汚れや埃がたくさんあったことに驚いていました。私は、それで身が重くなったのだと合点がいきました。霊魂は煤に見えますし、霊魂がたくさん集まってくる時は煤が残ります。講演会をしても、椅子に煤がたくさんあることはいだきを始めた時からの現象です。受講生か否かの違いは椅子に残る煤ではっきりとわかります。昨日のような至福の経験は本来であればどなたさまもが経験したいことと考えます。故に霊魂がたくさん集まってきたと感じていたところに煤が残っていた事実により合点がいったのです。工房のお掃除に来てくれたスタッフも、昨日はお客様の送迎の仕事をしてくれていたのですが、八坂の駐車場に向かい歩くマーブリングの着物や高句麗衣装を身にまとった一人一人は大変美しく、品が良く、気高さがそのまま現れていたと話していました。時折マーブリングの色合いが華やかですので、悪く見られることもあることを聞きますが、そう見る人がおかしいことがあきらかな程に、上品な御一行であったとは一目で誰もがわかる状態であったと話していました。いだき講座を受講された方の生命は美しいことは街を歩けばよくわかります。その綺麗さをもっともっと表し、良い世界を作っていく時がきたと感じます。内面を表す衣類を身につけ、表現していけば、生まれつきの運命を解放された内面がどれだけ明るく、美しいかが現れることでしょう。最近は身に受ける重荷も多く、しんどいことが多いです。それだけ、人も霊魂も救済を求めて動き始めたのだと甚く感じています。抜け出し口であります、先生のお働きが伝わるように表現し、動きたいと考えます。

東京に帰ってきました。道中は疲れ果てていましたが、家の近くで愛ちゃんと愛麗花ちゃんが連れ立って自転車に乗っている姿にお会いでき、一変に元気が出てきました。先生のご家族の写真を見せていただく機会にもめぐまれ、愛にあふれる幸せな空気まで伝わるお写真を見、人間とし生きる原点に触れ、心ぬくもり、生きる姿勢は自ずと決まります。戦争などない、人間が人間とし安心し生きていける平和な世界を作ることは誰しもが取り組む時と考えます。ありがとうございます。