本質としての生命
仙台でのコンサートをありがとうございました。
第1部「人類の道筋」では、過去に傷つけた喉に痛みを感じたことが起点となりました。その後、胃のあたりから頭にかけて、各臓器があるべきポジションに戻るかのように身体が徐々に整えられていくのを感じました。普段であれば、頭に色々な考えやイメージが浮かんだりするのですが、ピアノの音と身体の働きを感じること以外には何もなく、暫くありのままの透明な状態を経験しました。
第2部では、過去の苦しみに囚われている状態に気づきました。ものごとの本質を追求しているつもりでも、目に見える表層的なものに囚われ、余計なことに莫大な労力を費やすも、本質を捉えきれないまま、結果として生命を傷つけ犠牲にしてしまう過去の生き方が記憶として蘇りました。その原因を探っていくと、60代前半で生命を終えた父と母の生き方に辿り着きました。運命を乗り越えることができずに一生を終えた両親を思うと、無念で暗澹たる気持ちとなりました。それでも、運命から解放していただいている自分は両親とは異なる生き方ができることに、希望を感じ感謝よりほかなく温かい気持ちとなりました。過去の記憶からの断絶も含め、運命から解放された尊い生命を大切にし、生命を全うする生き方に一筋の道を見ました。なお、コンサート終了時には喉の痛みが消えていました。
ありがとうございます。