未知な未来
あらたな始まりと実感したアントレ翌日の渋谷さくらホールコンサートは、まさに未知なはじまりを経験させて頂きました。
心配な状況もあり、何か足元がおぼつかず「愛が行方不明」とのメッセージはそのままであり、自分の言葉で「愛」と表現したことがないことを受けとめました。素晴らしい音と心地よさと同時に頭は混沌と重く、これほど重たい枠が頭を占めていたのか、と。途方もなくどうにもならない何かを引き受け、といて下さっている先生のおはたらきに只々頭が下がります。
二部の「石の棺に光がさしようやく外に出られて」とのメッセージに、外に出て、広い世界で生きたいと切望します。凄い音の連続に、身体熱く燃え盛るように溶け合いながら全力で引き上げ続けてくださり、感謝よりありません。今まで聞いたことのない未知な音に心ひろがり、たちまち終演でした。
コンサート翌日のスカイロケットセンターでのビデオ講演会に参加させて頂きました。高麗さんのコンサートの表現と、ご経験されたカフェから見えたことのお話は、あらたな始まりとこれからにわくわくする気持ちが湧いてきました。正直、頭の枠が壊れはじめ、頭痛と茫然としている状態がありましたが、やはりコンサートではとてつもないことが成されたと深く実感します。これまでの枠の中では生きて行けず、どんどん枠をなくし異次元で生きていく希望に胸が開かれます。未知な未来に向かえる生命にして頂いた今を、真に生かしていく気持ちです。
今日明日と三鷹の地でのコンサートの開催、心より感謝します。ありがとうございます。
天田敬子