未知なる世界
東京でのジェンダーをありがとうございました。
女と男の関係が逆というお話が衝撃的でした。これまで女性の体を中心に世界を考えたことがなかったからです。まず、女性の体は未知であり、その命から湧き上がるエネルギーは神秘であるとのお話しから、宇宙のような神秘に満ちた世界の広がりを想起しました。そして、全身がエネルギーで充満される状態が健康であるというお話しは、無限なエネルギーに満ちた宇宙そのもののに聞こえました。そして、女性の体が、女性の幸せと密接に関係しているとは、よもや男の私には想像ができないことでした。しかも、女性の幸せは男次第ではなく、女性自身が実現するものというお話は、女性の性=聖を恐るあまりに抑圧することで、男の優位性を保ってきたこれまでの社会を根底から覆すものと感じました。そして、男による支配型の社会に安寧を得る男性陣にとっては、まさに危機の到来と感じました。では、男は幸せとは縁のない寂しい存在なのであろうか、この世に存在する価値は何であろうかという疑問に対しては、救いの道が用意されていました。それは、「女の人の体が幸せになればなるほど、男が幸せになれるようになっている」というものでした。まさに、これまでの自分の頭にはまったくない発想でした。そのため、受け入れがたいという気持ちもあったためか、なかなか理解が進みませんでした。しかし、それでは、先がないことだけはわかっていますので、まずは、これまでの男女の関係のあり方を「正」とする自分が居ること、それが間違っていることを認めるところから出発することにしました。
ありがとうございます。