未来を拓く経営

遅くなりましたが、東京でのアントレプレヌールサロンをありがとうございました。農業の基礎を学ぶため学校に入ってから1ヶ月半が経過しましたが、早くも仕事をしたいという気持ちが生まれている中での講座でした。

日本の経済力が落ち込み続ける中、労働者の給与水準の向上が少子高齢化の先進国である日本の突破口であり、農業もその例外ではないと感じました。そして、そのような観点から、経営者自身の所得を落とさずに能力を向上させるためには、アルバイトを含めて、働きながら農業技術や経営を学ぶ必要性を感じました。

また、企業の成長のお話しからは、商品を高く売ることの必要性についても認識を新たにしました。給与水準の向上が、生産性の向上と品質の高いものづくりを可能にし、企業に成長をもたらすと仮定した場合、給与の原資となる利益を上げるためには、原価を抑えながら商品をなるべく高く売る方法を採ることが考えられます。そのため、農業に要する人件費をなるべく抑えながら、農作物の品質を向上させ販売力を強化するなど、経営者ならびに労働者の能力向上が望まれます。特に、農業分野では、賃金など可能な限り日本人と同じ水準や待遇で外国人を雇用することを推進する国の法案が導入されていることから、給与水準を上げることは、慢性的な労働力不足の解消を目的とした、現実味のある方策と感じました。このように、日本の産業全体や農業が抱える問題点などから、目指すべき営農スタイルを紐解くことは、ビジネスの成功のみならず、国づくりの観点からも重要であると感じました。

ありがとうとざいます。