有り難うございます。
遅くなりましたが、盛岡でのコンサートを開催下さり、誠に有り難うございました。
学校に通えなくなっていた長女と二人で参加させていただきました。盛岡に向かう前日、「小さい頃から体育が好きだったけど、嫌いになりそう」と震える声で娘が苦しい胸の内を話してくれました。高校の体育は水泳が続き、娘は小学生5年生まで水泳の選手でしたので、得意です。しかし娘がダントツで泳ぐとクラス全体から冷たい空気が漂い、しーんと静まりかえり、他の人が泳ぐと掛け声が飛ぶと言うのです。授業でも他の子達からの視線が辛く、町で女子高生を見るだけで身がすくむ程怖くなる状態が手に取るように分かりました。盛岡に向かう日も私が読んでいた本の中の女子高生の挿し絵にもビクッとしていました。
本は大学の教授が書かれたもので、著者の娘さんが学校の友達関係で悩んでいた事と大学の生徒の多くが同じように友達関係の息苦しさ、見えない何かに怯え苦しんでいた事がきっかけで書かれた本でした。
娘も、そして本に書かれた子供達も、皆が恐れていたのは、盛岡応用でお聞きしました「世間からの同調圧力」という敵なのだと納得しました。
何処でも人が集まれば世間が出来、そこから逸脱する事を恐れ、避けるように小さく縮こまって生きる事が苦しいと、田舎にいた時から感じていました。
「日本には社会がなくて、あるのは世間」とお聞きすると合点がいきます。
盛岡コンサートでは、想像すら出来ないメッセージに驚き、先生の演奏の強く優しくソフトなタッチに、以前ジェンダー講座でお聞きした女性に触れるのと似ているからアメリカでは年配の男性がピアノを習う人がいるという事を思い出しました。
心地よく心身癒され、全てのしがらみから解放される安堵。メッセージの天使達は本来の活動の場を再開すべく銀河鉄道の客席に着席しましたから、二部の天使の存在あって「愛する力」になります。愛する力はやわらかくソフトです。同時に何にも増してパワフルです。。。との見事なメッセージに感服し、心澄まし経験させていただきました。
頭では分かっていない事でも生命は経験させていただきました事、分かるように生きていきたいです。
有り難うございます。
長崎佐智江