月夜
今朝はとても厳しい夢で目覚め、そのことをずっと考える1日でした。
美容室で髪をセットし、まっさらな足袋や半襟等を身につけ、新調した深い紫の帯締めのフサは下向きに付けていきました。4月19日のことを先生が話して下さり、高麗さまが書いて下さり、私は思い出す場面が多々ございます。止まらぬ涙越しに見た月夜もよく覚えています。お話の中での「半端」の一言は自分のこととして受け止めました。高麗さまが書かれました「経験した人間は、経験したことを身につけ生きる事が人間としての在り方」それだけで生きていくより道はありません。いつも特別な迎賓館ですが、聴いたことのない、途轍もない音の中で、passion を初めてわかりました。
バスで山へ上がらせていただく道中のことです。突然、美しい桜の花びらが舞いました。やさしい、あまりにやさしい花吹雪をくぐりました。今もスローモーション映像のように瞼に浮かびます。美しい光景に、只々涙あふれ、生涯忘れ得ぬ光景となりました。迎賓館に到着するとサプライズです。お着物を初めてお召しになったとは思えぬほど自然に着こなしておられたエレナさんと高麗さまと、次のバスが到着するまでの少しの間を共に過ごさせて頂きました。高麗さまが染められた、世界に一つの、マーブリングお衣装を纏われ、輝くお二人が並ぶお姿は世界を変える美と感じ、鳥肌が立ちっぱなしです。エレナさんは何度も「高麗さんのおかげです」と心からおっしゃり、とても美しい日本語に感動しました。エレナさんのご家族とも共に尊いコンサートを経験させていただき、真にありがとうございます。
そして今夜の月夜も印象深くあるのです。
アップしていただいた、山ツツジを拝見したとき、五女山を感じました。
五女山の夢の実現の時と考えます。
お茶室の生け花をありがとうございます。
いだきファミリーの象徴と感じ、心にずっと在り続けます。
ありがとうございます。