最も大切な時間
京都コンサートのオンデマンド配信を再び聴かせていただきました。いだきしんミニサウンドでお聴きする先生の演奏は、今日は今日の生命から溢れる感動があり、胸の中心に確かに灯る自分の光をみます。ろうそくの炎のように中心にともる光を感じ、生まれてから死ぬまでのときを、いろいろな事に遭遇しながら、涙を流したり、悔やんだり、喜んだりしながら、すべてはそのなかで自分のなかにある正義を貫いて生きていく、その選択は一人一人の人生となって全うされることを意志する正義があると自分自身に柱が立ちます。一条の光が生命に差し、音の光は上え上えと上昇する何本もの太い柱となり、ピアノの音は多重に重なり、一音にある多重さが連なっていく光の音が雪解けの川に流れているせせらぎのようです。一部でもうこれ以上ないほど神聖な世界の幕が何回も何回も開け、二部では高句麗の音の躍動する大地の喜びがアフリカの大自然までひろがっていきました。生命のまま生きる自然界の動物たちのように生きたいと強い太陽のもとに生きる生命に胸が動きます。アンコールの最後の音に白銀の世界の妖精が歌うCD、LOVEの世界が舞い降りて、CDの高麗さんの声が聴こえてくるようでした。来年のロシアコンサートへと想いを馳せます。久しぶりにゆっくりとした時間があり、コンサートのオンデマンド配信に向かい合えました。最も大切な時間に気づけたことをありがとうございます。