時間差がない時間
袖触れ合うもいっときの縁ということですが、そこには自分の内面が顕れていることを今は教えられるようにわかる場面に出会います。偶然では片付けられない場面と巡りがくることは、今までの時間枠で捉えている時間ではない世界がそこに存在し、過去、未来、ではない、今のなかにすべてがあるということを教えられているような気がします。自分に向き合わざるを得ないとき、顕著に現れる、偶然は、必然と感じるほど時間差がない世界です。自分がちょっと思っただけのことが偶然という形をとって目の前にさらけ出される感じです。それはほんのちょっとの些細なことであっても、又は、辛抱するのがかなり苦痛であっても、偶然という形のなかで気付かされます。だから偶然としてしまえることなのですが、そこに必然を感じるとき、大きな変わり目が来ていることを感じる今です。