時間を超え
第一部「銀河の宮殿へ出発」
銀河鉄道は静かに出発の時を待ちます。銀河の宮殿は広大なスケールと神秘を象徴します。無限の可能性と知識の源です。大勢の人々がこの時を待っていました。あっという間に満車になりました。増設を重ねても間に合いません。観光旅行などのように賑やかではないので、それほど大勢の人々が乗車してるというふうには感じられないかもしれませんが。
銀河の宮殿のめざすことは個々人の内面的な宇宙と同一です。銀河鉄道が宮殿をめざすにしたがい個々人の内面はどんどんひらかれ深まります。古代の宗教や神秘思想には同様のことが散見されます。しかしながら、演奏と共に進む銀河鉄道に乗車されている方達にとっては、この生のままで膨大な知識以上の経験をともないながら進みます。我々の内面に宿る神秘的な力や知恵は非常にパワフルです。
第二部「銀河の宮殿の宴」
無限の愛と祝福がくりひろげられる場です。生命の美しさとつながり、宇宙の調和と愛をわかちあう場です。星々の光が煌めく美しい場で、宇宙のハーモニーやリズムにあわせた音楽が奏でられます。宇宙全体の調和を象徴するものであり、参加者は自然のエネルギーと一体となり「存在」を感じることでしょう。言葉ではなく、どんどんひらかれていく内面により共鳴し、愛や調和を伝えあいます。深いよろこびや愛、感謝の気持ちが広がります。
素晴らしいメッセージに心踊り、本番を迎えました。いきなりパイプオルガンの音で銀河に飛翔しました。この世なのか、あの世なのかわからない世界でした。この世でもあの世でもない銀河なのです。この世の感情はどこへいったのかと戸惑うほどに、何もなく、大いなる存在だけが見える世界でした。正直、初めての状態に戸惑いさえ抱きました。大いなる存在と一体となる感覚があり、その後は、光り輝く心の豊かさを経験しました。私は何でも正しいとか悪いと思う意識があります。大いなる存在共にある世界では、そんなものはなく、プロセスが豊かであり楽しいことを経験しました。そしてその後は、こここそ、「天庭」かと感じる世界でした。天の楽園のような世界でした。「銀河の宮殿」というメッセージの表現を感じました。
第2部は、神の呼び声とかなり前に自分で呼んでいた音に遥か彼方へ誘われました。神々が歌を歌い、その声に引き寄せられていく光景が見えるのです。その後は、後頭部が痺れ、突然の変化に驚きました。見える世界が逆さとは常にレンズで見る意識を考える時に、全てを対象化していく状態から痛いほど認識しています。逆さに見るレンズのようなものがひっくり返ったのです。頭が痺れ、どっちが上か下かもわからず、自分がどこにいるのかもわからず驚きましたが、とてつもない自由を感じました。その後の演奏はダイナミックでロマンあふれ大変素晴らしく感動しました。人間は本来このように生きていけるのなら、真にこう生きていきたいと望みます。過去、現在、未来という時間軸がなくなり、時間を超えた世界でした。過去の悲しみは悲しみではなく、感動となり今に生きているのです。人間の感情は、時間で生きることで作られているのかと考えました。時間を超えたら今ある感情はないと感じます。メッセージがあまりに素晴らしく、感動しました。「深い喜びや愛」との表現がありましたが、深い喜び、愛を経験しました。すると時間で生きる人生のなんと貧しいことかが身にしみわかるのです。時空を超え生きることを経験させていただき、頭が変わりました。物事を逆さに見る意識によりどれだけ苦しんできたか知れません。今日からそのまま見ていけることが大変嬉しいです。コンサートが終わったら、まるで感覚も変わっていました。今日も人間が変わる程の経験をさせていただきました。より自由により豊かに生きていける人生に感謝よりありません。ラストの深い愛を経験し、世界中の人に聴いていただきたいと心から望みます。盛岡でのコンサートであるからこそ、銀河を経験でき、時間を超える経験をさせていただけます。心よりありがとうございます。