春の目覚めに

桜を咲かせる透明な水の流れを生命の内に感じ、一斉に花ひらく春の息吹を感じます。京都コンサートホールでの先生のコンサートの翌朝は目覚めて何も余計なものがない身の軽さ、内も軽くなり、幸福で満たされていました。恐怖や不安から放たれ、生命ままに生きる躍動に満ちています。迎賓館コンサートから存在論、応用コースと高麗さんのビデオ講演会、そして京都コンサートの３日間を経験させて戴き、大きな山を超えるような大変な経験でした。誠にありがとうございます。

迎賓館コンサートは大変久しぶりの参加となりました。比叡山に降る雪の美しさが心に今もあり続けています。こんなにも凄い音だったのでしょうかとピアノの中にいるようでひたすら驚嘆しました。地を這うような世の色々なものを引っ張ってきているのも感じ、代表で参加させていただいていることもよくわかり、なんとか抜け出そうと委ねました。地軸まで動くのではというぐらいの凄まじい音で、迎賓館のコンサートは世界の要にあることを身をもってわかります。大事な要の事が見え、あるものをもっと活かしていくことを示されます。東明王様が五女山城で国をおこされ、共に生きる人が増え、丸都山城へ、それから平壌へ遷都され…　国が大きくなっていく、いつかの先生の講座のお話のことが内面に広がっていました。生命の芯から強く生きる力を経験し、ゆるぎない心の柱となります。

存在論では、講座の最後のブラスバンドでの先生のお話が特に印象にあります。できないとされていたことも好きなことをやり続けていく、すると続けていったときのある日、できるようになっていったこと、このことがとても心に残り、今、実践していきたいと感じました。応用コースでは、ご質問者の方へお答えなさるうち、何をするにも目的をはっきりさせて生きてきたというお話から始まり、これまでにない仕組みの老人ホーム建設という大きな事業を実現されたお話をかつてないほどの体感、実感をもって聞くことができました。誰に何を聞かれても答えられるよう徹底的に勉強され、体制側の立場でさえ活かされ、実現されたこと。建物をつくるのみならず、それをマネするところがあらわれ、新しい仕組みが全国に波及し、今、本当に多くの方が助かっていること…。ものを為すための根幹を教えていただきました。

京都コンサート当日の「幻のKogryo Café」では愛麗花さんの大変美味しいコーヒーをいただくこと叶いました。やさしく高貴であり何もない、存在の味と感じました。大変美味しく、とても素敵な空間・場で幸せでした。そしてこんなに美味しいチョコレートは食べたことがないくらい美味しくて素敵なときめきに出逢うお菓子です。ご馳走様でした。一生懸命コーヒーを淹れるお姿に学びました。高麗さんに詩を書いて頂き、魂のこと知り、しばらくすると涙がこみ上げました。封印したものがあることは分かります。女性の哀しみは語れていないのです。幻のKogryo Caféの素晴らしい経験の後、行商に出かけたのですが、「コーヒー待っていたよ」と以前お会いした方に多く買って頂きました。

京都コンサートホールのコンサートでは、一部のメッセージに納得し、いつの間にか中心から外れ、のまれてしまう時間などもうないと心して聴かせて戴きました。闇の隙入る余地がなく、光で満たされ、先生のはたらきのあまりのすごいことに圧倒されます。二部のパイプオルガンの演奏では、大いなる存在、神との出会いに頭のてっぺんからつま先まで何度も鳥肌が立ち、極限、それを超えてのかつてない経験でただ驚嘆するばかりでしたがやれる力が芯から湧いてくるようでした。現状の自分の不甲斐なさに申し訳なくなりましたが、世界の人たちと経験していきたいと願います。素晴らしいコンサートの経験をありがとうございました。

この度は余裕は全くなかったのですが、未来を創ると決め連日参加をさせていただきました。コンサート、講座…と１回１回の経験を経て、高麗さんのビデオ講演会を経て、より理解を深めることができ、こうしていこう、ああしていこう…と自ずと答えが導き出されていくのです。中心に基づいて、先を拓く経験です。かけがえのない機会を活かしてまいります、ありがとうございます。