KEIKO KOMA Webサロン

春の到来


ここしばらく、コンサートの演奏が始まると、心臓が鈍い音を立てて脈打ち一体これがなんであるかをわからないままコンサートに参加させていただいていました。やはり今日も同じに起こり、そして頭にはわっかをかけたようにしびれを感じ、答えを探していました。自分の意志で歩む道と、何かに動かされ選択すること、前者は継続し展開成長していく一方で、後者は必ず崩れることをこれまで何度も経験してきました。結果からみれば明らかなことも、その始まりの時点で真か否かを見極められない自分はなんであるのかを考えました。何かが心臓の奥に重たくのしかかり、闇と感じ、自らの業を考えました。愛を知っても尚、晴らしたい思いが自分の中で渦を巻き、思いを晴らそうとしていることを自覚しました。そのような選択は必ず中途で壊れる結果を招いていることを感じました。そののしかかる重みは、とても自分ひとりで抱えるには重すぎて、思わず心の中で助けを叫んでいました。しばらくするとふっと重みが消え長い歴史、過去に残した思いをすべて手放してゆく一瞬を感じました。それからは、愛は初めからあることをありありと感じていきました。初めから愛はあり、愛あるところで学習し成長していけるプロセスがあることを感じました。それは何も不思議なことではなく、極自然なこととして感じていきました。いだき講座でも、最初に愛の経験から始まります。愛を経験し、初めて自らの学ぶべきこと、進むべき道が見えてきたことを思い出します。愛を経験し、愛をわかっているのに、なぜ愛し合えないのか、と、以前先生に問われたことがありますが、それは、初めに愛があること、愛から始まることを無視し、自分の中にある感覚でスタートさせていたからだと気が付きます。胸の裡にはやっと春の訪れを感じ、花々が生き生きと咲き始めました。驚いたことに、胸の中心をまるで岩の割れ目から一筋の雪解け水が流れるように、スーッと清水が流れ頭の頂点まで澄み渡っていきました。身体の中心に一筋の爽やかな清水が流れると、春の目覚めは私の生命と一体と感じられ、生命は春を告げていました。大いなる力に包まれ、感謝で胸がいっぱいでした。愛がなければ何事も始まらないこと、愛からすべては始まることを胸に刻みます。
心よりありがとうございます。

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新宿文化センター 大ホールにて
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マドリード展示会場にて。設営中の一時です。
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比叡山にて-2