新人類が輝くリズムとテンポ
いだきしん先生が、元旦には、10臼ものお餅を搗いて下さっていたと知った時は只々頭が下がりました。合間にはコーヒーを淹れて下さり、前日にはお善哉をたいてくださり、御漬物やあずきソフトまで全てが、最高に身も心も清まる御膳を頂きました。想像もできぬ程の重労働翌日にも関わらず、新しい時代の響きを、最高にパワフルにピアノの即興で表して下さり、かけがえのない経験をさせて戴き感謝申し上げます。
ロビーでお迎え下さった高麗恵子さまは素晴らしい御着物姿の出で立ちで、圧倒的な美は強く美しく、人類の希望です。ホワイエに掲げられた特大タピストリや高句麗のお写真も、真新しく、新春を共に祝っているようで晴れやかでした。開演前はお題の書に気付かず、東明王様のタピストリにお迎え頂いたと喜んでおりましたところ、終演後に「五女山の夢」とわかり、王も民も自然も動物も共に生きることも越え、全生命圏で生きるよろこびへと導いて下さったと感じ、感謝しました。
最後にドキッとするようなコンサートメッセージを頂き、第一音から新時代を実感しました。この度は集中力、精神力の足りなさを自覚し、夢の実現が可能な今、瞬間瞬間やりきることの重要性をわかりました。
これ以上ないほど、繊細で美しい音が今も心に鳴っています。
そして、本日のコンサートを渾身の愛でもって皆におすすめ下さった高麗恵子さまに感謝でいっぱいになりましたのは、アンコールの手拍子の時です。今も手のひらが痛く、どれほど真剣に楽しく手を叩いたかを物語っています。何があってもこのテンポとリズム、経験が蘇れば、何でも乗り越えていけると大喜びで帰路につきました。そして高麗さまの書き込みを読ませて戴き、生命全てで経験させて戴きました事への感謝は言葉で言い尽くせぬほどです。あの立体的なテンポとリズムで生き、働いていきます。高麗さまが詠まれた「高句麗軍団」の詩も心に浮かぶ今です。
毎日が最高です。今年は正真正銘、昨日より今日、今日より明日、と生きていきます。
ありがとうございます。